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日々のこと
2025.11.08
diary

上野動物園

歯科医師の堀井です。涼しくなって、お出かけ日和の日が増えてきました♪

さて先日、上野動物園に行ってきました!上野動物園といえば、今は双子のパンダが有名ですよね!パンダ待ちはすごい長蛇の列でした!

しかし、わたしの目的はパンダではないので、その列を横目にスタスタ歩きます。子供の頃にあったモノレールは解体中で、思い出に耽りながら時の流れを痛感。

そんなこんなで辿り着いた目的地は「ハダカデバネズミ」!!!

やっと会えた・・・!会いたかった!!!!!

なんじゃソレ?という方にザックリ説明すると「裸で出っ歯のネズミ」です。そういうと“なんだただのネズミなの”と思われがちなんですが、コチラ普通のネズミではございません。

彼らは土の中で暮らしているんですが、手ではなく歯を使ってトンネルを掘ります!そのため、全身の筋肉の1/4が顎についています。人間は1/100以下なので、我ら人間と比べると顎がすごい発達しております。歯だけで1ヶ月に200mのトンネルを掘れる、すごい才能の持ち主です。天敵のベビと戦うときには、歯が武器としても活躍します。

歯の用途が、食べる為だけではなく、シャベルになったり武器になったりと、“歯”の可能性を感じさせられますね。

とはいえ、人間の方々はくれぐれも真似なさらないようにお願い致します。

わたしが会いに行ったときは、みんなで肌を寄せ合って寝ていました。かわいい寝顔ですね。

補足すると、彼らは哺乳類では珍しい真社会性動物です。つまりアリやミツバチのような社会構造。女王様がお母さん、家族集団をつくり階級社会、繁殖は特定の個体に限られており群れで子育てを行います。

そして、寿命は30年以上。一般的なネズミ(3年)の10倍以上です。生存期間中の大半は老化の兆候がなく、加齢に伴う死亡率の上昇もありません。よって彼らは老衰死ではなく、事故や感染症で突然死を迎えます。若いままで一生を終えるんですね。うらやましい。

ハダカデバネズミの奥深さ、共感していただけましたでしょうか。

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