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日々のこと
2022.03.24
診療

歯医者あるある『腰痛』

みなさんこんにちは。

院長の相馬です。

今日は歯医者あるあるの腰痛についてお話をしたいと思います。

【僕らの仕事はお口の中のトラブルを中心に治していくもの、その結果姿勢は】

兎にも角にもお口の中を確認することが重要ですから、しっかり診るためについ覗き込み、

腰が曲がっていることが多くあります。

一日中その姿勢でいると終わる頃には腰に違和感が出てきます。

歯科医師になりたての若い頃は多少無理な姿勢であってもそこまで問題なく診療を行なっていたのですが、

ここ数年は頻繁に腰痛に悩まされていました。

歯医者にみなさんがどのようなイメージをお持ちかわかりませんが、腰を曲げて口を覗いているイメージは湧きやすいのではないかと思います。

【とある勉強会に参加してみたときの事・・・】

そんな満身創痍な状態であるセミナーに参加した時のことです。

安定した姿勢で精密な診療を行えると言う衝撃的なお話を聞くことが出来ました。

これ当たり前なんじゃないのと思われるかもしれませんが、割と安定姿勢で治療を行えている歯医者さんは少ないと思います。

その中でも面白いと感じたのは器具を中心に診療が行えるのか、

患者口腔を中心に術者(診療をする人)の位置まで考えて診療が行えるのかと言う視点でした。

歯科治療を行う上で様々な器具・器材がありますが、

患者口腔を中心に診療するための器具・器材は全体の種類に比べて圧倒的に少ないんです。

冷静に考えてみれば術者が安定した姿勢で診療を行えれば治療精度はもちろん、治療時間も短くなり、良い結果を患者さん負担を減らして実現することができる・・・

これはすごい話だなあと衝撃を受けたのです。

【ただここからが大変】

なんとかこのシステムを当院にも取り入れられないのかと考えました。

その当時は現在の医院設計も佳境で、決定を出し工事開始のスケジュールを整えている段階で、

このシステムを導入するには設備も全て変更しなくてはいけません。

もちろん設計も全て変わっていきますので諸々ひっくり返す話です。

怒られることを覚悟してデザイナーさんに伝え(デザイナーさんは快く受けてくれました!!)、

ひっくり返してやり直し作業が始まりました。

当時入れる予定にしていたメーカーも変更になるのですみませんと頭を下げ、わちゃわちゃになりながら変更作業に走りました。

設計がひとまずひと段落すると、今度はこれを扱えるようにこちらがならなくてはいけません。

このシステムを取り入れている医院に毎週見学に行き、診療後に練習をさせていただきました。

今でもその先生方にはたくさんお世話になっており、引き続きさらに技術精度を上げていきたいと思っています。

患者さんの口を中心に設備の形、位置が設計、配置されています。

また感染予防の観点から患者さんとお話をする場所と治療をする場所はわかれています。

話し始めるとかなりマニアックな話になってきますのでこの辺りで終わりにしていきたいと思いますが、

ぜひ当院にいらした際はこの宇宙船のような設備で治療を受けられてください。

寝心地がなかなか良くて眠ってしまう方も多いです。

狛江にこの設備は当院しかありませんのでぜひ体験して感想を聞かせていただけると嬉しいです。

【この設備を導入してから】

姿勢が以前に比べて格段に安定するようになってきて、腰の痛みはほぼなくなってきています。

身体に無理のない姿勢で診療を行い長い歯科医師人生を歩んでいけるといいなと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

長文を読んでいただいてありがとうございました。

ではまた。

院長 相馬 桂

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